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個々のレベルや必要に応じた学習に取り組めるよう 独自のルーブリックを作成し活用をサポート

佼成学園高等学校(東京都)
2019.12.13 学習
1学年担任・英語・国際交流委員/水深先生、1学年主任・英語/井上先生
課 題

過去にe-ラーニングを取り入れたが機能せず、多様化した生徒の学力に対して、それぞれのレベルに合った学びを提供したいと考えていた。

「英語表現」の時間が4技能を習得するための「スピーキング・リスニングの時間」へと代わり、文法を扱う時間が短くなったため、生徒が自学できるツールを探していた。

活用
ポイント

生徒が自分自身の学習到達状況を把握し、次に取り組む内容を明確にするためにルーブリックを作成。スタディサプリでの学習、学校の教材での学習、それ以外の教材で学習するという3パターンを提示して、自分に合った方法とレベルで取り組ませた。

文法を学ぶ反転授業を実現するために、授業に該当する範囲の講義動画を事前に視聴させた上で、ポイントを説明するスライドを作成し授業で発表するよう生徒に指導。

活用効果

講義動画を見て終わるのではなく、内容まできちんと理解するという勉強の仕方が身についていると実感。

宿題を課す際に発生する準備の手間が減り、また、生徒の取り組み状況もfor TEACHERSでチェックできるため、働き方改革の一助に。

CBTの流れを予測するもe-ラーニングが機能せず  一人ひとりに合った学びを提供できないかと模索

本校の英語学習では、早い段階でCBT(Computer Based Training)の流れを予測し、あらかじめシステムを構築するための検証を行ってきました。実は、以前にもe-ラーニングを取り入れたことがありましたが、生徒たちの理解度や習熟度は一人ひとり異なり、同じ課題を一括して出すと進度に合わない生徒が出てきてしまい、あまり機能しませんでした。その反省を踏まえて、新しいツールを導入する基準として、①課題への取り組みをチェックできるかどうか、②一人ひとりの習熟度に合った課題を提供できるかどうか、③「できないこと」「やるべきこと」の見極めができていない生徒が多いため、その見極めが可能なシステムであるかどうか、という点を掲げて検証しました。

また、大学入試改革に向けて、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能を重視する必要があり、文法を学んでいた英語表現の時間をネイティブ講師による4技能中心の授業に変えました。しかし、集中的に文法を学ぶ時間が相対的に少なくなったため、どのようにして文法の理解と定着を図るかという新たな課題が生まれたのです。

その点、スタディサプリは、自分自身の苦手や必要な学習内容を把握しながら、自分に合った学習に取り組むことができるため、上記に挙げた基準をクリアしていると考えました。また、さまざまな教材を比較・検討していた中で、質の高い授業を行う講師陣が揃っていることも大きな魅力でした。

高校3年生分のルーブリックを作成。 生徒自身でレベルを把握し取り組む内容が「見える」

スタディサプリを導入するにあたり、初めに取り組んだのは仕組みづくりです。長期休暇の課題として自ら取り組めるようにするためには、生徒が自分自身のレベルを把握し、取り組む内容を視覚化する必要がありました。そこで、スタディサプリを3年間利用したのちに、その経験やノウハウをもとに、高校3年生のルーブリックを独自に作成しました。

長期休暇の際に取り組むレベルと方法が一覧でわかるルーブリック

このルーブリックの特徴は、自らの習熟度を自己判断し、自分に合ったレベルで学習できることと、自分に合った手法で学習できる点です。生徒によっては、スタディサプリよりも問題集等の教材で学ぶ方がフィットする場合もあるため、各レベルに合わせて①スタディサプリ、②学校の教材、③その他の教材の該当箇所等を記載し、生徒はその中から選んで学習できるという仕組みです。

これにより、レベルと方法をそれぞれ選んで宿題に取り組めるようにしています。夏休みの宿題は、自分で選んだレベルと方法を事前に申告させて取り組ませていますが、実際に取り組んでみて「違うレベルの方がよかった」「こちらの教材に代えたい」という希望があれば自由に変更可能とし、夏休み明けに伝えてもらうという形にしました。夏休みの課題ではあるものの、前もって配布したルーブリックを参照し、進級早々から課題に取り組む生徒も出てきて、自主的に活用されるようになってきました。

また、課題だった文法の理解と定着については、高校1年生に反転授業を導入し、その予習にスタディサプリを使うことにしました。生徒は、2週間に1度実施する反転授業までに、スタディサプリの講義動画を視聴しておき、文法のポイントをスライドにまとめて授業で発表します。同じ項目に取り組んだ生徒2人が1組になり、交互にスライドをもとに説明した後、今度は違う項目に取り組んだ2人が一組になって行います。その間、15秒ずつ説明時間を短くするタイムトライアルを行ったり、お互いに説明し合っている様子を動画に撮影したり、クラスのベストプレゼンターを決めて前に出て発表してもらう場合もあります。この反転授業自体も「やって終わり」にせず、確認テストを行うことで定着化させています。

こうした予習から復習までの一連流れは、自分の言葉で要点を整理することで理解が深まる点や、宿題をやっておかないとペアになる相手に迷惑をかけてしまうため、ほとんどの生徒がしっかり宿題に取り組むようになったことなど、高い効果を実感しています。また、通常の授業では、授業開始10分を目安に、スタディサプリを使ったスピーキング・リスニングの自習に取り組ませています。

生徒が自主的に取り組めるように 新しい仕組みを創り上げることが大切

これまでお話ししてきたように、本校ではスタディサプリを効果的に活用する仕組みを構築したことで、授業中の自習や予習、そして長期休暇の宿題といったさまざまな場面で活用できるようになりました。生徒の中には、スタディサプリの人気講師の講義が好きで、宿題になっていない範囲の動画も自主的に見進めて、すでにその講師のすべての動画を見終えたという生徒も出てきました。

先生にとって「教員=教える+○○(新しい役割)」の○○にあてはまるこれからの教員のありかたとは―

教員=教える+「見せる(自分も)」(水深先生)  教員=教える+「想像力」×「創造力」(井上先生)

「教える」とは、自分がまずやって見せることであり、教員側の想像・創造する力が求められていると思います。何か新しいことを始める際には、まず自らがやってみて、その上で生徒たちの心理を想像し、新しく創造していく姿勢が大切です。スタディサプリの導入に関しても、まずは自分ですべての動画を視聴し、生徒たちの学習シーンを想像しながら、新たな仕組みを創り上げることを意識しました。

スタディサプリのおかげで宿題の準備や印刷の手間が減り、宿題のチェックも管理画面で行えるなど働き方改革の一助にもなっています。今後も、生徒が自ら学習に取り組める環境づくりを行っていくために、教員の私たちが常に自ら模索して、新しい仕組みを創造し時代に合った学びを提供したいと思っています。

佼成学園高等学校(東京都)

  • 学 科:学科:普通科
  • 生徒数:生徒数:1学年257名 2学年197名 3学年185名

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