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不足していた家庭学習の時間を増やすために。 スタディサプリを通じた習慣化のアイデア

藤村女子中学高等学校(東京都)
2020.04.21 学習
保健体育科・学年主任/三井先生(写真左)、生徒指導部長・国語科/小澤先生 (写真右)
課 題

生徒の家庭学習時間を調査したところ、圧倒的な不足を実感。対策として、朝学習の運用を検討していたが充分に機能せず新しい取り組みを必要としていた。

生徒一人ひとりの苦手分野をピンポイントにフォローできる学習ツールを探していた。また、自主学習を促進し、「やったことは必ず成果となって返ってくる」という手応えを感じてもらいたかった。

活用
ポイント

4月、9月に実施した「到達度テスト」の結果をもとに、学年の正答率ワースト順に単元をピックアップし、中学校の学習内容を優先して講義動画を配信。家庭学習で「確認テスト」を行い、翌日の放課後に「チェックテスト」を実施する仕組みを構築。

国語は授業の進度に合わせて1年分のスケジュールを策定し、動画配信を行った。授業後にスタディサプリの講義動画、スタディサプリ学習後に授業といったサイクルを構築し、主に古文・漢文における基礎の定着を図った。

活用効果

家庭学習の習慣が身につき、入学後の学力を維持。取り組み度合いが高いクラスは、模試の平均点を大きく伸ばした。

英語では、冬休みに英語民間検定試験の内容を宿題にしたが、試験が間近に迫っていたこともあって全員がしっかりと取り組んでくれた。

家庭学習時間が圧倒的に不足。学力の現状把握と その後の学習がセットになったスタディサプリを導入

本校は、「知・徳・体」に基づく人間教育と女性としての未来の確立を建学の精神に据えています。「知」は自ら学び考える力の育成、「徳」はコミュニケーション能力の形成、「体」は心身健康力の育成と捉え、日々研鑽しています。学習指導においては、家庭学習と授業、定期テスト・模試をリンクさせることが重要だと考えています。生徒一人ひとりが自らを律して学習を行い、その成果がしっかりと反映される仕組みづくりを目指していましたが、家庭学習の時間が、例えば国語は平均8分間にとどまり、圧倒的に足りていないことを課題に感じていました。

そんなときに、リクルートの営業担当からご提案いただいたのがスタディサプリです。生徒個々の苦手分野にピンポイントにマッチする講座がある点や、講義動画とテストがセットになっているため、苦手科目・分野を正確に特定し、克服できる点が良いと思いました。何より、「到達度テスト」の結果から現状の学力を把握した生徒たちに、その後の手立てとしてスタディサプリの活用を促すことで家庭学習の増加につながると考えました。

以前まで使っていた他社サービスのデータの蓄積がゼロになってしまうというハードルがありましたが、スタディサプリの豊富な講義動画を活用できるメリットの方が大きいと判断し、導入に踏み切りました。初期登録方法の指導や運用体制の構築、チェック体制の整備などには少し苦労しました。教員間でスタディサプリの使用目的を共有し、使い勝手の良さを理解してもらうことに力を注ぎ、毎週の打ち合わせを欠かさず行いました。

正答率ワーストの単元をピックアップし、 年間スケジュールを作るなど教科ごとに活用

スタディサプリの活用方法としては、4月、9月に実施した「到達度テスト」の結果をもとに、活用スケジュールを決めていきました。具体的には、学年ごとに正答率のワースト順に単元をピックアップ。その中でも優先的に中学校の既習範囲の配信を行い、翌日の放課後に「チェックテスト」を実施するというサイクルで週3~4回取り組んでいきました。生徒が自己採点した「チェックテスト」の結果をExcel上で管理し、担任の先生に把握してもらうようにしました。1学期は英語と数学を同等の量で取り組みましたが、英語民間検定試験の受験時期には英語にフォーカスするなど、時期によって取り組む量を変えています。

国語は、年度初めに授業の進度とテキストの該当範囲に合った講義動画を一覧できる1年分のスケジュールを作成しました。古文・漢文のベーシックレベルのものや教科書の内容に沿ったものを選び、授業後にスタディサプリの配信、スタディサプリ学習後に授業といった連動性を重視しています。

古典の配信は3ヶ年スケジュールを作成した

スタディサプリを活用してみた結果、「到達度テスト」の成績がクラス別、学年別で一覧して確認でき、かつ全国の正答率と比較ができる点や、生徒一人ひとりの弱点が単元別に導き出され、さらに弱点に対応した学習ができる点、宿題を配信予約ができる点が良いと感じました。また、活用を促進するために、講義動画の配信と「チェックテスト」の印刷は担任ではなく担当教員が行い、解説はしなくてもOKとしました。採点は生徒自身が行うなど、担任の業務を極力増やさないよう配慮したことも活用のポイントです。
クラスごとの視聴率をランキングにし、ゲーム感覚で楽しく競わせ、教員と生徒の当事者意識を持つよう促したのも工夫した点です。クラス間の競争が盛り上がってくると、自ら解説をしてあげようという先生が現れ、教員間での活用のナレッジ共有が活発になりました。生徒に対しては「できないことを深追いしなくても良い」と伝えていました。無理のない範囲、ちょうどよい頻度でスタディサプリの必要性を声がけし、視聴することが当たり前という雰囲気を作りたかったからです。

スタディサプリ担当の教員にとっても、印刷や配信はそれほど大変に感じませんでしたが、高1の授業内容と連動させたテキストを作成した際の印刷作業や冊子化には手間がかかりました。その分、長く活用できるオリジナルのテキストを作り上げることができました。

スタディサプリに連動したオリジナルテキストを作成

スタディサプリが習慣化し、家庭学習時間が増加。 学力向上につなげるためのナレッジも蓄積できた

スタディサプリを開くことが習慣化され、家庭学習の時間が大幅に増加しました。生徒たちは、授業の予習と復習のそれぞれのパターンで、自分に合った方法で活用しています。入学後に学力が低下するケースも少なくなりました。また、視聴率が高いクラスは、模試の平均点も伸びています。しっかりと取り組んでいる生徒の中には、夏から1月にかけて偏差値が10以上伸びた生徒もいます。スタディサプリと連動したオリジナルテキストを授業に持参することが定着し、それぞれの苦手意識が自然と克服されているように見受けられます。

冬休みに英語民間検定試験の範囲を課題にした際も、試験まで間がなかったこともあり、全員がしっかり取り組んでくれたのは驚きました。「やってない課題があると気持ち悪いので、データをきれいにしたい」という声が挙がってきたのも、習慣化の表れだと思います。
教員にとっても、苦手単元を可視化できたことで、どうやったら成績が上がるかというナレッジを蓄積できたのはスタディサプリ導入におけるメリットでした。学校全体で取り組むことができてきたので、今後は各学年で実力テストを作成して、夏休み前に未消化の単元をつぶすなど、より進化した活用を検討していきたいです。そして、「家庭学習時間を増やす」ステップから、英語民間検定試験対策の強化など、「学力向上」のステップに移っていきたいと考えています。

「教員=教える+○○(新しい役割)」の○○にあてはまるこれからの教員のありかたとは―

教員=教える+「支える・見守る」

生徒たちがやりたいことを考え、決断していくにあたって、教員に求められる役割は何か。教員は「教える」だけではなく「生きる力」が身につくように促していくことです。本校では、社会で活躍する女性を育成するために、地域や企業と連携した授業・フィールドワークを行い、課題解決力や発信力を育む取り組みを行っています。その過程において、一人ひとりの生徒の視点にプラスしてどんな観点が必要になるかをアドバイスしたり、自ら気づくよう促したりしています。つまり、「支える」「見守る」という姿勢で生徒に接することが大切です。スタディサプリの活用も、個別に最適化されたツールを用いて、自分自身で学力をデザインしていくような意識で取り組んでいってもらいたいです。

藤村女子中学高等学校(東京都)

  • 学 科:【中学】特選コース、特進コース【高校】特選コース、S特コース、特進コース、総合進学コース、スポーツ科学特進コース、スポーツ科学コース
  • 生徒数:【中学】1学年190名 2学年190名 3学年190名  【高校】1学年190名 2学年190名 3学年190名 

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